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フォークリフトの安全対策
山九株式会社 神戸支店 西神戸物流センター様にて、作業者接近検知システム『ヒヤリハンター』のデモンストレーションの様子。
安全を最優先に考え、様々な安全対策に取り組んでいる
山九株式会社 神戸支店 西神戸物流センター様にお話を伺いました。
山九株式会社 技術・開発本部 技術・開発部 担当部長 江口正修氏
山九株式会社 神戸支店 西神戸物流センター センター長 安部祐一氏
山九株式会社 神戸支店 西神戸物流センター 係長 川村孝文氏



実施している安全対策について教えてください


基本的なところでは、指差し呼称、一旦停止箇所のルール厳守を徹底しています。通路においては、ラインテープで人とフォークリフトの動線の区別化を行っています。商品によって運用も変わるので、その都度動線を変更しています。それらを行った上で、タグを持った人を検知してオペレーターに知らせるヒヤリハンターを補助的に導入しています。

また、日常的に安全教育を行っています。その一環として、フォークリフトを運転しない人をフォークリフトに乗せて、オペレーターの死角を体感する訓練も行っています。

安全装置はあくまでも補助ですので、ヒューマン的な取り組みが一番大事です。



ヒヤリハンターを選んだ理由を教えてください


以前に別の製品を使っていたのですが、周囲に何人いるのかわかりませんでした。マトリックスと弊社の技術開発部で開発したヒヤリハンターは、その課題をクリアしていたので、ここを立ち上げる際に全フォークリフトに導入しました。

オペレーターからは見えない場所でも、タブレット端末に名前が表示されるのが利点です。



何台導入していますか


現時点で所有しているフォークリフト全台(リーチフォーク10台・カウンターフォーク10台)に導入しています。タグは従業員全員と来客用に130個導入しており、倉庫内に入る人は全てタグを持つようにしています。フォークリフトは時速5kmで、タグの検知距離は6mで運用しています。

従業員がタグを持っているかどうかは、朝のミーティングと服装チェックで確認しているので、タグを持ち忘れることはありません。万が一タグを忘れた場合は、予備タグを使うようにしています。



警報が鳴った時のルールを教えてください


オペレーターは作業をストップします。声掛け・視認で近くにいる作業者を確認し、問題がなければ作業を再開します。



何回ぐらい警報が鳴りますか


作業の内容によって変わるので一概には言えないですが、1時間で10回ぐらい鳴ることもあります。その都度確認するようにしています。



警報に慣れてしまうことはないですか?


ここの現場は幸いにも無事故・無災害で今日に至りますが、安全活動として従業員が体験したヒヤリハットを毎月報告するようにしています。フォークリフトの衝突に関するヒヤリハット報告が6割ぐらいだったのが、導入後は3割ぐらいにグンと減りました。



導入後に作業効率が落ちたと感じることはありますか


そもそもフォークリフトはスピードを出して作業していません。導入後に作業方法を変えたわけではないので、生産性が落ちることはありません。



ヒヤリハンターを活用した今後の展開について教えてください


今導入しているのは、名前と人数が表示されるものですが、技術的には「どの方向にいるのか」までわかるようになっています。また、将来的な話ですが、倉庫内で誰がどこで作業しているのかタブレットに表示されるようになればと思っています。

もう少し簡単な取り組みで言いますと、マトリックスと定期的に意見交換会を行い、より良いものにしていく活動を行っています。